TIPS: SharePoint 2007 のワークフロー機能は .NET Framework 3.0 で動作します

突然ですが、SharePoint 2007 でワークフローを動作させるために必要な .NET Framework のバージョンは 3.0 です。

SharePoint 2007 にはワークフロー機能があり、 .NET 上で動作する Workflow Foundation を使用しているため、最低限 .NET Framework 3.0 が必要になります。

さて、なぜこれを言ったかというと、以前のプロジェクトで女性 PM + 取り巻き 2 名の若いエンジニアでワンセットの軍団がいまして、その中の一人の開発員とのやりとりでこんなことがあったからです。

PM「MOSS って .NET 3.5 入れないとけないんだっけ?」
男「はい、3.5 を入れないといけないです」
私「いえ、3.0 で大丈夫です。承認ワークフローも動きますよ」
男「いえ!3.5 が必要ですよ」
私「.NET のワークフローが 3.0 なので、それが必要なんです。でも 3.5 は不要です」
男「.NET のワークフローは 3.5 からです!!じゃあ!検証ですネ? フフン!」

この勘違いの原因は容易に想像できます。
Visual Studio 2005 では .NET Framework 3.0 でワークフローを開発できるようになっていましたが、使い勝手が悪く、Visual Studio 2008 でようやくまともな開発が可能になりました。多くの人は Visual Studio 2008 から使い始めたと思われます。そして、Visual Studio のワークフロープロジェクトのデフォルトが .NET Framework 3.5 で作成されます。おそらく、Visual Studio 2008 でデフォルトの .NET 3.5 が入ってしまっていて、デプロイ時に SharePoint の .NET 3.0 のままで動かなかった、ということでしょう。でもね、ワークフロー自体は .NET 3.0 からあって、SharePoint 2007 も 3.0 で動くんですよ。

最後にもう一度言います。SharePoint 2007 ワークフローは .NET 3.0 で動きます

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